ウルトラマンは身長が数十m(例:ウルトラマンセブンは40m)しかないのに
撮影のセットでは建造物や山が膝ほども無いのは何故ですか?
どう見ても50m弱にしては計算が合わないのですが…。
そこは忠実に再現できないからです。
今ではウルトラマンが初めて放映された1966年にはなかったような高層ビルは珍しくありません。
しかし、それに合わせてゴジラのように50m→100mと巨大化させることができません。
何故ならウルトラマンはゴジラと違い、ウルトラマン同士の共演があるからです。
ウルトラマンやウルトラセブンがウルトラマンメビウスの腰あたりの身長だったら格好悪くありません?
何事も馬鹿正直が良いワケでは無い、という好例ではないですか。
我々からしたら40mという身長は巨人そのものです。
説明不要に「大きい!」と想像します。
ですが、それを正直にセットで表現した場合、果たして持ってたイメージ通り
「大きい!」と感じられるでしょうか?
それは1984年ゴジラが如実に語っています。80mにサイズが大きくなったゴジラでさえ
高層ビルの半分にも足らず、巨大感を失う結果になってしまいました。
我々は数値で感動するのではありません。『感性』に訴えかけられた時に感動するのです。
時にはスケールを無視してでも、感覚的なイメージを優先するコトで
より、その意図を明確にして表現出来る場合もあるのです。
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