ウルトラマン(セブンなども含む)は地球で3分経ってしまうと死ぬのですか?人間の姿に戻るのですか?
知り合いで意見が分かれています。
この質問は解釈により、微妙に難しい部分もあり、「カラータイマー」と、彼らの「死の定義」とも関わる問題です。
昭和ウルトラのみの回答になりますが、一応、彼らは三分過ぎたら死ぬという設定にはなっていますが、あれはあくまで変身後(セブン、レオ、80らの擬態型は本来の姿)の彼らのエネルギー源の、プラズマエネルギーや太陽エネルギーの限界を言ってる時間なわけで、目安的なものです。そのエネルギー残量を示してるのがカラータイマーなわけです。
しかし、実際は劇中でも三分過ぎても生きている事もありました。
ウルトラマンレオはプレッシャー戦で、変身後の姿のまま、体をミクロ化されてしまいましたが、三分どころか数時間もレオの姿のままでいられました。
なので、ウルトラ戦士の姿でも戦闘時間が短くて体力をかなり残して勝利したり、戦闘が楽だったり、体が縮小状態でエネルギー消費が少なければ、三分以上活動できるという事です。
逆に言えば、相手が強かったり過酷な条件下での戦闘では、三分たたなくてもカラータイマー点滅が早くなる事もあります。
なので彼らの故郷、M78星雲のウルトラの星や近隣の星では、よほど戦闘で極度に消耗しない限りは、時間関係なくカラータイマー点滅はほとんどありません。
それはウルトラの星などでは、プラズマエネルギーが常に照射されてるからです。
話しは少し逸れましたが、なのでウルトラマンAや帰ってきたウルトラマン劇中でもよく見られますが、彼らは三分でエネルギー切れに陥る前に、たいていの場合は彼ら自身の判断で、強制的に変身解除する場合が多いです。
しかし、その余裕がなく叩きのめされて倒れたタロウやゾフィー(バードン戦他)、張り付けにされた帰マン(ナックル星人戦)、張り付けでみせしめにされたセブン(ガッツ星人戦)等は三分以上経過し、エネルギー切れで活動不能となりました。
しかし、私の見解はウルトラ戦士の死の定義は、カラータイマーが破壊されてるかどうかだと思います。
ガッツ星人戦のセブンやナックル星人戦の帰マンは、張り付けにされていたので明らかに三分以上経過し、活動不能になりカラータイマー点滅が止まりましたが、あの時はあくまで活動不能になっただけで、死亡してはいませんでした。
心臓は一時的に停止はしたが、彼らは脳は死んでいませんでした。
彼らは心臓が停止しても、かなり長い間、脳が生きてるようです。
セブンはガッツ戦で、見た目は死んだように見えても、脳は生きていて脳波でウルトラ警備隊にSOSをおくりました。
帰ってきたウルトラマンは、スノーゴン戦で冷凍ガスで冷凍づけにされ、三分経つ間もなく、一瞬でエネルギー切れになり、体をバラバラにされましたが、あの状態でも脳波が生きていたため、ブレスレットに指令を送りブレスレットの「ウルトラ再生パワー」で復活しました。
更に、ウルトラマンタロウはバードン戦で死亡したように見えましたが、カラータイマーが破壊もされておらずで、死んではいなくて、ウルトラの母に脳波でSOSを出したか、ウルトラの母が見ていた事で助けられました。
もっともタロウの場合は、カタン星人戦のようにウルトラダイナマイトで自ら体を爆破しても、ウルトラ心臓さえ無事なら、すぐに復活できる設定です。
すみません、長くなりましたが、彼らの何をもって死と判断するかというと、彼らの場合はカラータイマーが破壊されるかどうかだと思います。
なので、まとめると、カラータイマーは、ウルトラ心臓に繋がっているエネルギー残量ゲージという設定がありますから。
その目安があくまで、三分というだけです。
作品を観ると、作り手のほうで「こうなる」というのがきちんと決められていないように思います。
「帰ってきたウルトラマン」は初期話数でキングザウルス3世、グドン&ツインテール、シーモンス&シーゴラスなどに破れて消滅し、人間の姿に戻っています。
でも、ナックル星人&ブラックキングのときは人間に戻らなかったので磔にしました。
いずれにしろ「ウルトラマンとして活動不能」であって死んではいないですね。
一番最初の、初代ウルトラマンでの石坂浩二さんのナレーションでも
「二度と再び立ち上がる力を失ってしまう」という表現をしていて死ぬとは言ってないです。
ちなみに石坂さんのナレーション、「3分」とも言ってません。
「ウルトラマンを支える太陽エネルギーは地球上では急激に消耗する」という表現です。
で、のちにウルトラマンメビウスではミライに「今日は4分闘えた」なんていうモノローグがあったりします。
3分きっかり経っただけでは、どうなるかは不明です。
というのも、3分というのは「体内のエネルギーが完全消費されるまでの“目安の時間”」だからです。
なので、3分越えてもカラータイマーが鳴っていて生きていることもあれば、3分経たずとも死ぬ可能性もあります。
ウルトラマンの生死は、時間ではなくあくまで体内のエネルギー残量に影響されているのです。3分の制限時間やカラータイマーの光というのは、あくまで目安です。
もしエネルギーを完全に消費した場合、ウルトラマンは死ぬとされています。
人間の姿に戻ることができるということは、それはウルトラマンが死んでおらず、体力を消耗して一時的に戦闘不能に陥っただけです。
もしウルトラマンが死亡した場合、地球人と一体化する憑依型のウルトラマンならば、一体化したまま死ねば一体化している人間もウルトラマンも、一緒に死ぬことになります。
地球人の姿に変身している擬態型のウルトラマンならば、ウルトラマンのまま死ぬかもしれませんし、人間体に戻って死ぬかもしれません。
まぁ幸い、死んでも奇跡的に生き返ったウルトラマンばかりなので、実際に死んだままになった場合、どうなるかは不明なのかもしれませんね。
一応、これまでに死亡歴のある初代、ゾフィー、タロウなどは、死亡したときはウルトラマンの姿のままでした。
紛らわしいと思いますので一応追記。susumania69さんの仰っているメビウスの「4分間戦えた」というのは、ミクラスがいたおかげで、4分間戦えたくらいの戦果をあげられたという意味であって(マケット怪獣の戦闘時間が1分なので、ミクラスが時間稼ぎしてくれた1分+メビウス自身の戦闘時間である3分を足して4分ということ)、実際に4分間戦闘していたわけではありませんので、悪しからず。
現に三分経過したエースが居ますが、動かなくなり、そこを超獣ドラゴリーに吹っ飛ばされてます(この時は太陽光線により復活し、ドラゴリーを粉砕しました)。
見たこと無いんですか?
一旦倒されたあと、人間体に戻るでしょう?
三分経った後も同じです。
0 件のコメント:
コメントを投稿