2012年5月3日木曜日

「ウルトラマンA」でウルトラの父初登場時の語りで「遥かM78星雲から息子達を救い...

「ウルトラマンA」でウルトラの父初登場時の語りで「遥かM78星雲から息子達を救いにやって来た…」とありました。
初期の設定ではウルトラの父は文字通りウルトラ5兄弟の父親だったということでしょうか?







ウルトラ兄弟の設定は「帰ってきたウルトラマン」第38話の初代マンとセブンの客演以降、小学館の学習誌誌上で設定され始め、映像上では最終回においてバット星人の台詞として初登場しています。

翌週「ウルトラマンA」第1話では全員総登場しており、番組の「売り」ではる兄弟設定はこの時には既に整理されていました。

「帰ってきた〜」の時点では「実」だった可能性はありますが映像上での言及は皆無な上、歴代二人の接し方が「弟」のそれとは異質であり、極短期間ですので誌上等でも表現されていたかも微妙で、在ってもすぐに「抹消」された情報と思われます。

「父」登場時は前記の様に兄弟設定は整理されており、「実父」ではありません。

その為、当時から「義兄弟で組織の頂点を父親同等とする」その風習がヤ○ザのそれと酷似し、「ウルトラマン=ヤ○ザ一家説」は結構つっこまれていました。赤いラインは「いれ○み」だそうで…

「父」初登場時の脚本は番組企画時から参加している田口成光氏。恐らくはくどくど説明せず、判り易くしたと思われます。

ですが「A」第13話でゴルゴダ星に兄弟が揃ったシーンでは初代マンがリーダーっぽく振るまい、ヤプールが用意した十字架もセンターに位置したAを除き、右から初代、ゾフィー、セブン、二世の順で、現場スタッフは初代マンを「長男」と認識していたとしか思えない描写が続きます。

この時の脚本も田口成光氏。シナリオから誤解を生じそうな描写だったのか、現場変更なのかは不明ですが、世界観の認識が統一されていたとは思えません。








毎日ウルトラマンシリーズの質問ばかりですね。







宇宙警備隊のウルトラ戦士達から

『ウルトラの父』と名称されている

『大隊長ウルトラマンケン!!』だよ。

ただタロウは、父(ケン)母(マリー)の

実の子供だよ!

兄弟というのも本当の兄弟じゃないよ!







帰マン位までは血の繋がった兄弟だと言う設定だそうで、その後義兄弟という設定になってもAは「タロウと一緒に暮らしていた」と証言しています。

Aの父母についても不明だそうで前回答者の孤児説が有力です。なので父とAは本当の家族のような関係ですし父はまずウルトラの星の人々に父と慕われているので父自身にも皆の父親と言う自覚があったんでしょう。余談ですが、セブンとは親戚の関係にありますがこれは息子では無いですよね…







いや、当時から「ウルトラ兄弟は義兄弟」という設定は変わっていませんので、「ウルトラの父」も、ウルトラ戦士の偉大な先達としての、比喩的な名称として使われていたはずです。ですから後進であるウルトラ兄弟を「息子達」と言ったのなら、それも同様に比喩的な表現とみるべきです。







TV本編では説明はありませんが、エースは孤児で、ウルトラの父と母に育てられたという設定があります。

ただ、これは後付けで、ウルトラの父が初登場した時点ではたぶん設定されてなかったと思います。



ウルトラ兄弟が実の兄弟ではなくても兄弟同様の絆で結ばれているのと同様に、実の親子ではなくても、それに匹敵する関係を築いているということではないでしょうか。

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