2012年5月3日木曜日

ウルトラマンタロウはなぜ『太郎』なのか。

ウルトラマンタロウはなぜ『太郎』なのか。

ウルトラマンタロウはなぜ6番目なのに『太郎(=長男または長男に多く付けられる名)』なのか。6番目なら『六郎』でいいじゃないか。

日本的に考えると、上5人が庶兄であるので嫡男はタロウということになるのでしょうか。

ウルトラの父と母は子供らの待遇の違いを明け透けにし過ぎでは?実の子だけをひいきし過ぎでは?







何か勘違いしてませんか。ウルトラの父と母が皆の名前を付けた訳じゃ無いですよ。



【ウルトラ兄弟】ってのは、特に優秀な宇宙警備隊員に贈られる【称号】の事で本当の兄弟という意味では有りません。又、この中では【先輩】の事を【兄さん】と呼称します。



それにウルトラの父や母と呼ばれているのは、偉大なる父の様な、慈愛に満ちた母の様な人物という尊敬の意味からそう呼ばれているので有って、親だからという意味では有りません。



ウルトラの父(ウルトラマンケン)とウルトラの母(ウルトラウーマンマリー)の実子は、タロウだけです。自分達の初めての子にタロウと名付けるのは何も不思議な事では有りません。



制作的には、ジャックでほぼ決まりかけていましたが当時、ハイジャック事件が重なり、それを連想する名前は不味いという事になりこれまた当時、商品に和名を付けるのが流行っていた事も有り、代表的で分かりやすく力強い名前という事でタロウと名付けられました。

タイトルロゴのTが良く見るとJに見えるのはそのジャックという名前の名残です。



その後、このジャックという名前は、固有名詞の無かった帰ってきたウルトラマンの名前として復活採用されました。








pomeranianrinさんの意見に補足いたします。



やはり、円谷側も「全知全能と思われたウルトラマンにも世襲のような不公平がはびこる」ということを伝えたかったのだと思います。



現に、ウルトラマンメビウスでは「肌の色による優遇不遇」が描写されていました。

肌が赤なら戦士、青なら科学者のように。



ウルトラマンにも人間が持つくだらない風習のようなものがあるということで、より人間と近い存在として描写できるからです。







父と母の実子はタロウのみ、だから長男でタロウと言うのは間違いじゃありません。ウルトラ兄弟は、宇宙警備隊の中でその強さと絆の強さから来る尊称です。



現実世界の話では、初期案だったウルトラマンジャックがハイジャック事件の影響でボツになり、ジャックに対する日本でのおとぎ話の主人公のポピュラーな名前としてタロウになりました。桃太郎とか金太郎とかですね。







ウルトラ兄弟は基本的に義兄弟(レオとアストラ除く)です。「庶兄」というのは妾の子のことですから、上の5人をこのように呼ぶのは誤りです。

ウルトラの父と母にタロウ以外に(今のところ)実の息子はおらず、太郎(タロウ)と名付けても何の不思議もありません。

0 件のコメント:

コメントを投稿